BIG COCK Vol.3


 販売元:KUKI
  定価:2900円
動作環境:HYBRID仕様



 ピンキーでキュートな山川“PINK ACTIVATOR”小春クンが表紙の、KUKIのCD-ROMマガジン「BIGCOCK Vol.3」が発売されました。コイツはいいぞぅ! エロだけど、カッコいい。カッコいいけど、かなりバカバカしいという理想的な軽さ。  「現在書店で販売されているCD-ROMマガジンの中では、アダルト、非アダルトを問わず、ナンバーワンでしょうね」
と、Goody吉田も大絶賛。創刊号を買ったらイマイチだったから……と、2号3号と手を出さないつもりだったアナタも、ゼヒもう一度トライして欲しいわ。
 創刊号、三浦あいかちゃんのおっぱいチラリに、カタカナで「ビッグ・コック」。インパクトはあったけど(笑)表紙も正統派エッチ雑誌っぽかったし、CD-ROMも1枚。その中身も、2500円なら、というお買い得感はあっても、ほとんどKUKIの自社広告みたいな感じだったでしょ。あー、こんなもんかぁ、でもまあコレが本屋でこの値段で買えるんならいいな、ってくらいのモノだったワケよ。
 そして、2号目。ここからガラリと雰囲気が変わり、「BIGCOCK」とタイトル表記もローマ字に、表紙もググッとシックになり、エナメルを身に着けた`70年代ガール&ガールとコンピューター、というアート&カルチャーを匂わせるモチーフ。カンタンだったジャケットは16Pのカラーブックレット付き、CD-ROMも2枚組。おおお、ゴージャスになったじゃなーい。
 Vol.2の表紙モデルは宮木汐音ちゃん&日吉亜衣ちゃんだったんだけど、分かった?ブックレットも、ジャケットとシリーズになっている超カッコいい写真に、アートワークや企画ページを盛り込んだ、グーな出来栄え。CD-ROMを、3Dグラフィックとダンスミュージック、パロディなどで構成するマガジン部分と、AV作品のハイライトシーンを集めた“Collection Erotica”に分けたのも大成功。
 さて、そして3号目となるのがこの「BIGCOCK Vol.3」。ブックレットのアートディレクション及びアートワークには、CD-ROM「UNDERGROUND A to Z; SO OUT」やGEISHA GIRLSのCDジャケットで知られる芸術家谷田一郎(いぇーい、このヒトの作品って好きだ〜!)と、彼の率いるJOHN & JANE DOE INC.を起用。また、小春ちゃん以外の女優さんのグラビアは、ヒロ杉山と白根ゆたんぽによるユニットSS MASTER CONNECTION 1995 が加工したアートグラフィック作品(ううう、これもカッコいいじゃ〜ん!)に仕上げてあるのだ。
 ねえねえ、ひょええ〜って感じでしょ? え、アート方面には興味がない? ダイジョブダイジョブ。AVギャルちゃんたちは、一層キュートでセクシーよ! これは、エロとアートの融合とか、そんなコムズカシいコトじゃなくてさ、カッコいいものはカッコいいって、そういうコトなんだと思うなあ。
 さてさて、肝心のCD-ROMの方ね。これも1枚は3D-CGを駆使したバラエティ・マガジン作品、もう1枚は新作AV10本から抜粋したオイシイとこを、なんと約60分詰め込んだ“Collection Erotica Vol.2”と、Vol.2と同じ2枚構成。ムービー集ももちろんいいけど、ワタシとしてはやっぱり、作り込まれたバラエティーサイドを評価したいわね。ジャパネスク・フルCGエロドラマ(笑)「ヴァーチャル団地妻」や、「究極の美少女アニメ麻雀ゲーム濃縮版」のオカシさはホント、脱帽モンよ。人気AV女優にインサートした気分になれるという「BIG BOX」なんて、もうすっごいバカ! 超バカバカしいんだけど、3D-CGなんだもん(爆笑)。時間かかってるんだよ〜(笑)、手間もかかるんだよ〜(笑)。それで、こんなバカな奴作ってるんだもん。ああ、ハラ痛い、ヒーヒー。
 いやあ、正月早々笑わせてもらったわ! よく見たら、今回のテーマってさ、ひひひ……「バカエロ天国」、だって! ぎゃはははは! あまりにハマりすぎる〜!! あーもう、おメデタイったらないわ、コレは!!!
(吉田メグミ)
(MediaDirect CD-ROM MAGAZINE 1996.02)

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