アマゾネーター


 販売元:KUKI(PISTON)
  定価:7900円
動作環境:Mac, Win3.1, Win95



 「ヴァーチャル未亡人」で、成熟した色香をぶんぶん振りまいてたEVEちゃんが、今度は世界中のオトコどもの敵、レディ・エンペラーとなって登場! のこのタイトル。個人的に、今アダルトで一番好きなKUKIのPISTONレーベルだっ。今度の新作もまた、全編CG&実写の混在もナイスな、ついつい一生懸命プレイしちゃうゲーム仕立て。う〜ん、インタラクティブ&エロのお見事な融合といえるわね。

 長い間、性的虐待を受け続けた女たちが、男社会に反旗を翻し、コンピュータをハックして主要都市を核攻撃。そのアマゾネーター部隊を倒すべく、戦闘へと差し向けられたのがアナタ…というのがストーリー。
 進行はバトルゲームと選択モノのミックスなんだけど、選択モノはエッチなシーンも随時見られるからいいとして、問題はバトルよ、バトル。レーダーに映った敵と、撃つか撃たれるか退却するかっていうバトルを繰り広げるんだけど、とにかくこれに勝たなきゃ先には進めない。さらに、PISTONの定番として、SAVEがないのよー(泣)。
 まず最初の敵はレディ・コマンダー。ここで引っ掛かると、絡みなんて夢のまた夢、ハダカすら見られないんだからーっ!最後の敵EVEちゃんなんて、やたら強いんだからねっ、覚悟してかかるように。くれぐれも後に予定のあるときにヤり始めちゃ駄目よ。途中で止めると悔しいから。ワタシなんか、泣く泣く中止しつつ、少なくてもトータル48時間はヤったわよ!(馬鹿?)
 選択ものの方も「サドラ・マゾラ」から「アマゾネーター」という流れで、完成したセンスの良さを感じるわ。普通、まあ定石ってやつがあるじゃない、愛撫を丹念にしてから入れれば大体オッケーとか。で・も、これはちょっとイヒョーをつくようなケースもあるわよ。ドピュー!の際には、中出しがやたら気持ち良さそーなの(あー危険)。お楽しみに!

 EVEちゃんをはじめ、美原ちゆきちゃん、田宮みすずちゃん、秋乃こずえちゃん、林由美香ちゃん…と、またまた豪華な女優陣。
 皆さん、敵と、プレイヤーが負けると運ばれる野戦病院のナースとの2役なのがミソ。ヒトをさんざんな目に合わせといて「もう大丈夫よ、ガンバってね。」なんて、これだから女ってー奴は…始末に負えなくて可愛いでしょ。
 でもやっぱり、EVEちゃんイイわ〜、マジで。ワタシも大人になったから、18、9のコより大人の女の方が、いやらしくってグッとくるわね。
 あんまりバラしちゃうと楽しみが減るだろうけど、ラスト近くではレズシーンもありよ。小柄なEVEちゃんは、男との絡みの方がメリハリあってイイけどね。(って、勝手なこと言ってるなー)

 とにかく、気合いが入ってるんだかフザケてるんだかわかんない3D-CGが盛り沢山。戦闘機の飛行シーンまである、その懲りようが好きだなあ。バトルのための武器も、イチイチ解説がついてたり、撃たれたコは「ギニーピッグ」ばりの内蔵ぐちゃぐちゃグーなスプラッタ・シーンまであったりして、エンタテインメント性は抜群。
 インタラクティブ系のHモノって、こんなに忙しくて抜くヒマあるかーっ! という意見も結構あるみたいだけどねー。楽しけりゃいいじゃん! 女のコがハダカになって、苛められたり苛めたり、恥ずかしいこととかキモチイイこと一杯されちゃってるゲームなんて、嬉しいかぎりじゃない?どうせ画質とか集中度は、まだまだAVには負けてるんだもーん。スタイルを完全確立しつつあるPISTON、これからも期待してるわ!
(吉田メグミ)
(MediaDirect CD-ROM MAGAZINE 1995.04)

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